森と風のがっこう

それぞれの大好きを見つけよう!

morikaze森と風の学校

標高700mの山懐にあるわずか11世帯の集落に、森と風のがっこうが開校したのは2001年のこと。山村に根ざし、伝統的なその土地の生活にまなび、これからの時代の持続可能性のあり方を考え実践するには、地域の人々の記憶の中心にある木造の廃校舎はまさにふさわしい場所でした。開校から7年が経過した現在、常駐スタッフは、私を含めて5名。同じ集落の中には、カフェのケーキづくりを一手に担うお母さんや、スローツアーのガイド役として活躍する近所の方々も居ます。年間の来訪者は7,000人ほどです。

「もったいない、ありがたい、おかげさま」を合言葉に、自然エネルギーを取り入れた循環型のライフスタイルを、身の丈にあったサイズで、子どももおとなも体験を通して楽しみながら学び合う多様な活動を進めて来ました。

この7年の間には、太陽光パネルや風力発電機はもちろん、コンポストトイレ、空き缶風呂、バイオガス装置、排水浄化をはじめ、環境共生建築カフェや、森のキッチンなど、廃材やリサイクル品を活用しながら、様々な設備をここに関わる多様な人々とともに創り出してきました。パーマカルチャーの考え方を基に、いのちのつながりをデザインしていくプロセスを大切にして活動を続けてきました。これらの考え方はすべて、ここで年間を通して開催する環境教育プログラムに反映されています。子ともたちを対象に、春と夏に開催する「くずまき自然エネルギースクール」には、全国から参加する子どもたちが集まってきます。

morikazeくずまき自然エネルギースクールでの作業

今、一番力を入れているプロジェクトは、エコキャビン作りです。自然エネルギーの力だけを100%活かし、土壁断熱を取り入れた宿泊棟を今秋までに完成させるのです。知識だけではわからない。でもやってみればわかる。そんなエコロジカルな暮らし方を実践を通して提案する、そんなオルタナティブな学び合いをこれからも深めていきたいと思います。

NPO法人岩手子ども環境研究所 (森と風のがっこう)
住所 〒028-5403 岩手県岩手郡葛巻町江刈42番地割17番地
Tel & Fax 0195-66-0646
URL http://www5d.biglobe.ne.jp/~morikaze

出典: 2008年度 EPO東北ESDテキストブック
東北の『食と暮らし』をかんがえる 地域づくりと 学びあい