協働主体
遠野ドライビングスクール、NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク
協働活動概要
- 遠野ドライビングスクールとNP0法人遠野山・里・暮らしネットワークでは、合宿型自動車免許とグリーンツーリズムをセットにした取り組みを行っている。合宿での自動車免許を取得する生徒に対し、農泊を伴う農業体験や、乗馬、藁細工、そば打ち体験などを体験してもらい、遠野の魅力を感じてもらう。
- 遠野山・里・暮らしネットワークは、ドライビングスクールと受け入れ農家や体験の講師とのつなぎ役となり、全体のコーディネートを行う。
- 現在の合宿型自動車免許は、いかに安く短期間で卒業させるかを競い合っている現状がある。その中でと遠野ドライビング・スクールでは、質の良い合宿免許を目指し、地域との関わりを持ち、農業体験などを行うことで、こころにゆとりが生まれ、強いてはそれが安全運転につながると考えている。
経緯
もともと遠野市にあった自動車学校が閉鎖することになり、当時遠野市役所職員であった菊池さん(現:遠野山・里・暮らしネットワーク副会長)は、どうにか遠野に自動車学校を再建したいと考え、陸前高田市で自動車学校を営む高田自動車学校へ相談に行った。その中で、「グリーンツーリズムをご存知ですか?」の言葉がきっかけとなり、グリーンツーリズムを組み合わせた自動車学校を遠野市につくることとなった。
キーパーソンとその役割
- 遠野山・里・暮らしネットワーク会長
- 遠野山・里・暮らしネットワーク副会長
- 高田自動車学校代表取締役社長
遠野ドライビングスクールからのコメント
協働への期待
- 地元のNPOと連携することで、地元の人たちと一緒に取り組むことができる
得られたメリット、効果
- グリーンツーリズムへの生徒の反応が非常に良い。後日、たくさんの手紙が届く。良い思い出となっている。
- NPOが入ることで、各主体との緩衝材となっている。
地域からの反応
- 受け入れ農家さんも楽しみにしているようで、「今度はどんな人が来るのかな?」と声を掛けられる。
- 自動車学校での寮をつくらず、遠野市内の民宿、旅館を利用してもらっているため、町の経済活性化につながっており、地元のみなさんからも「遠野に非常に貢献している」とお褒めのお言葉をいただくこともある。
工夫した点
- コミュニケーションを十分にとる
苦労した点
- 首都圏からの申し込みが多いが、合宿生の交通費はドライビングスクールで負担しているので、どうにかその部分のコスト削減をしたい
資金確保策
- 教習料金に含まれている
今後の課題と展望
- PR強化
- スタッフの充実
- 学校内に馬場の設置
- 東京に目を向けるのではなく、世界に目を向ける
行政機関に望むこと
- 田んぼを借りる際に、容易に借りられるようにしてほしい。
NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワークからのコメント
協働への期待
- まちの活性化(民宿、旅館の利用拡大と雇用拡大)
得られたメリット、効果
- まちの活性化(民宿、旅館の利用拡大と雇用拡大)
地域からの反応
- まちの活性化(民宿、旅館の利用拡大と雇用拡大)
- 遠野の人が遠野に魅力を感じているかが大切。地元の人は「何もない」と言うが、都会の人がそのことに感動することで、地元の人への刺激になる。遠野の魅力を語れる地元人をもっと増やしていきたい。
工夫した点
- さまざまな人(企業、民宿、旅館、農家など)に関わってもらうようにコーディネートをした。
- 農家さんへ「楽しい」と思ってもらうことを心がけた。受け入れ人数、受け入れ期間も無理のない程度に。食事についても、いつもの食事を出してもらうように話をした。
苦労した点
- 広報。なかなかこの取り組みが広まっていかない。
資金確保策
- 各種助成金
- 自己資金
今後の課題と展望
- 資金不足
- 事務局の体制の確立
行政機関に望むこと
- 人件費を認めて欲しい。人が動かないと活動できないのに、どうして人件費が認められないのか。
出典: 「NPO 等と連携した企業の取り組み」EPO東北 2007年度